生徒会の様々な役職で話し合う:生徒会大会2016

11月3日、明治大学付属明治中野中学校・高等学校(東京都中野区)で「生徒会大会2016(主催:生徒会大会2016実行委員会)」が開催され、全31校から約140名が参加した。このイベントは、首都圏高等学校生徒会連盟・高等学校生徒会懇談会の運営メンバーが合同で企画開催しているもので、今回で5回目の開催となる。

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参加者は、7つの役職をベースにした議題(会長、副会長、会計、内務、外務、文化祭、広報)を扱う16の分科会に分かれて、生徒会活動の様々な側面について議論を行った。

20161103_1「会長」に関する議題を扱った部会では、生徒会長は生徒の代表として「集会での挨拶」や「会誌への寄稿」、「地域住民への挨拶廻り」など多くの仕事を抱えているにも関わらず、そうした活動の認知度の低さや、他の生徒会役員と仕事の分担ができていないという課題が挙げられた。

「副会長」を取り上げた分科会では、副会長は生徒会長を補佐する役割として「走り屋」を務めたり、生徒会長と生徒会役員のパイプ役を担ったりするなど「中間管理職」的であるといった意見が挙げられた。また、次期生徒会長(候補)としての意識・意欲を持って副会長の仕事に取り組んでいるというアツい声も聞かれた。

「会計」に関する議題では、公平な生徒会予算をどのように作っていくかというシミュレーションから、予算を作るときに求められる会計担当者の態度やスキルについて、参加者で議論した。その一方で、部活動ごとに会計担当者がある学校のケースが報告され、そうした学校の生徒会会計は、他の生徒会役員と遜色がないという生徒会活動のリアルな様子が語られた。

「内務」の分科会では、生徒の“知る権利”を保障するために広報誌を作るという取り組みが紹介され、「校則を変えたい」「先生と意見交換をする場が欲しい」といった意見が出された。生徒会活動の引き継ぎについても取り上げ、どのような方法で引き継ぎをすることが望ましいか、その方法にはどのようなメリット・デメリットがあるかといった議論が展開された。

「外務」の分科会では、他校生徒会の取り組みを参考に、自校の生徒会活動を見直すという外務活動が持つ本来の目的を参加者で確認した。日常的な活動ではそうした目的が置き去りになってしまうので、目的を見据えた外務活動が行われるよう意識していこうと意思が共有されていた。

「文化祭」を扱った分科会では、各校の文化祭における様々な活動が紹介され、参加者は自分の学校に取り入れたいアイディアを得たり、新たに実現したいと考える活動について他の参加者と意見を交換していた。また、文化祭予算についても話題が及び、生徒会は文化祭予算の管理にどのように関わっているか、生徒はどれだけ自由に文化祭の予算を使用できるかといったことについて情報交換が行われた。

「広報」に関する議題では、各校の取り組みを参考にしながら、最適な広報のあり方を参加者で話し合われた。その結果、目的に応じて模造紙やSNS、あるいはそれら全てを用いるあり方が提案されていた。

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参加者は生徒会活動の様々な側面について議論を行っている。各分科会は、昼をまたいで合計4時間15分にも及ぶ長丁場であったが、今日の議論を通じて、今後の生徒会活動の道筋を立てることが出来たのではないだろうか。彼らのさらなる活躍を期待したい。