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参加者の集合写真

ゆるく、深く:WAN2016


2月5日、早稲田大学高等学院(東京・練馬)でWAN2016が開催された。毎年、2月に「W」の早稲田大学高等学院、「A」の青山学院高等部、「N」の日本女子大付属高等学校が主催する討論イベントである。今年は例年と違い、参加者の対象を大学附属校の3校から首都圏の高等学校に広がり、より多様な参加者が合計100名程度集まった。

討論をする高校生たち

討論をする高校生たち

合計9議題に分かれ、午前と午後の議題の小テーマを少しづつ変えながら議論を進めていた。
「美しい日本のわたし」という議題では、午前中に「日本の伝統・文化と向き合う」、午後に「まちおこし- 人を想う、地域を想う」というテーマに分けて議論を進めていた。午後のテーマでは、「地方の町は、帰ってくるときに安心感がある。そういう部分は、都市部にはない魅力」など、必ずしも観光地化しようといったような月並みな意見ではなく、一歩進んだ意見も出されていた。

WANは、当初は主催3校が交流をするという意図から10年ほど前に始まった活動である。しかし、時代の変遷とともに、当初のWANの存在意義が不明瞭となってきている経緯がある。毎年、開催の是非から議論が始まる中で、唯一「WAN独特のゆるさ」だけは保ち続けながら、手を変え品を変え年々進化を遂げていくイベントである。

今年度は、参加者の間口を広げ、多様性を生み出すことを第一に考え、2年ぶりに100名を超す参加者を記録した。また、日常的に行われている生徒会外務活動とは違い、高校生の議論の場を提供することに特化している特徴を持つのもまた魅力的である。

参加者の集合写真

参加者の集合写真

来年度、WANはまた姿を変えて高校に議論の場を提供するかもしれない。WAN2016は、未来のWANの歴史を動かしたに違いない。来年度以降の変化に期待をもつことのできたWAN2016であった。

【文・写真】吉水 隆太郎/一般社団法人生徒会活動支援協会 運営委員