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まちづくりを考えながら自分の町を見つめる:日本生徒会大賞2017受賞者プレゼン


8月3日、日本生徒会大賞2017 大賞並びに特別賞の受賞者による記念発表を行いました。今回の受賞者記念発表は「高校生徒会リーダー夏合宿2017 in 松下政経塾」の特別プログラムの一環として行いました。

【日本生徒会大賞2017 特別賞<個人の部>】遠藤 隆太(えんどう・りゅうた)さん=東京電機大学・高3

東京都小金井市の公民館企画で幅広い世代の市民と市長との対話で町の魅力を発見する企画を実施している。

就任後すぐに始めたのが、生徒会広報による生徒会のイメージアップ。もともと私の学校の生徒会は“先生の言いなり組織”のイメージが強いものだった。これは生徒会に対する支持率の低下や、そもそも生徒会というひとつの政治に対する意識の低さを意味していた。社会では18歳選挙権が始まったことをきっかけに、高校生にはより政治に興味・関心を持ってもらわなくてはならない。生徒会から「政治って身の回りを良くするものだ」という意識を持たせるためにも、イメージアップは急務であった。

もともと生徒会では、活動を伝える広報紙を配布していましたが、正直”get and waste”の状況が生じていた。「どうせ配るなら生徒目線で、そして生徒(会員)が喜ぶものを」の意気込みで、雑誌調に生徒会広報をリニューアル。学校生活の中で「生徒一人ひとりが活躍している」と思わせる紙面作りを目指した。このような活動を通し“先生の言いなり組織”から“学校を動かせる組織”へとイメージを変えることが出来たと感じている。

生徒会の活動だけではなく、地域における活動も行った。図書館や公民館を通じて様々な企画を実施してきましたが、その中でもっとも印象に残っているものは、小金井市で行った「ミライカイギ 市長×若者」という企画。この講座では、市長の選挙時の公約であった「市民との対話」をいち早く具現化できた。当日は高校生から90歳までの方が参加し、参加者と市長に小金井の魅力や課題を話し合ってもらい、様々な視点でまちの未来を語り合う事ができたと感じている。またこの対話イベントは、平成29年度施政方針にも四本の大きな柱の一つとして掲載いただき、市職員の方にも「あの企画は、自治体に新たな風を吹かしたものだった」と賞賛していただいた。

また、市内に本社があるスタジオジブリとも市民講座を企画した。その際には、主催する公民館と図書館との連携企画を組み込んで、町の魅力を再発見できる企画を実施することができた。その結果、連携図書館ではない別の図書館でスタジオジブリの常設コーナーが作られるなど、新しい動きを生み出すことが出来た。

この他にも「ミライシミュレーション」という企画を実施した。18歳選挙権の実施に伴って、若者へ地方政治に興味を持ってほしいという思いの企画であった。「まちづくりゲーム」という企画グループが一から作りあげたゲームの中で、架空の”市”を作り、”市長選”を計画。革新派と保守派の2人の候補者を擁立して政策議論を進めた。革新派の市長は町に大きな道路を計画させ、保守派の市長は道路計画地には広大な緑地が広がっているとしてその政策に反対させるという対立を作り、住民への良し悪しの影響を考えさせる企画とした。

特別賞を受賞した遠藤さん(左)と大賞の栗本さん(右)

このような経験を通し常に思っていることがある。それは、活動の中で生まれる「出会い」に恵まれたということ。あの日あの時「出会い」に巡りあえてなかったら、また違った人生を歩んでいるかもしれない。一つ一つの「出会い」が今の自分を作っている。そのことに感謝の意を表するとともに、私だけでなく生徒会役員はじめどんな立場にあったとしても、一つ一つの「出会い」を大切にしていってほしいと思っている。

【写真】荒井 翔平/一般社団法人生徒会活動支援協会 理事長

荒井 翔平
1991年東京都生まれ。東京都市大学環境情報学部環境情報学科卒業。一般社団法人生徒会活動支援協会理事長、一般財団法人国際協力機構理事などを務める。2009年に生徒会活動支援協会を立ち上げ、生徒会活動に関わる様々な支援に取り組む。2010年に幅広い分野で社会的活動を行う、一般社団法人日本学生会議所を設立。