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住み続けられる街づくりでそれぞれの活動を考える:多摩協


8月24日、八王子市子安市民センター(東京・八王子)で多摩生徒会協議会の11期第3回定例会が開催された。今回の定例会では、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」から生徒会活動を考えることに主軸が置かれた。

SDGsで定めたゴールの一つである「住み続けられる街づくり」。そのゴールを基に今回の議題を「生徒会にできる地域活動」をテーマに置いた。これまでの地域に関わる活動について、それぞれの参加校が列挙し、それぞれの生徒会活動として実施できることが議論された。

  • 桐朋では、学校から最寄駅へと続く通りを隣接する東京都立国立と共同で清掃している。高2のカリキュラムで老人ホームか幼稚園を訪問しレポート提出する授業や、中学3年や小学6年の進学希望者に部活体験をする取り組みを展開している。
  • 東京都立国立では、文化祭で地域の方との交流や、大学通りの桜を守る会を協働。また、国高祭りでの避難訓練も実施している。
  • 東大教育学部附属では構内に防災公園が設置されており、イベント時に生徒会が参加してイベント実施。
  • 東京都立国分寺では、ボランティアチームを生徒会内に組織的に設置しており、東京都ボランティアセンターと連携をとって活動。
  • 慶應義塾では、校内キャンパスの多くを占める森林の保全活動を展開。

これら地域活動について議論したのち、「つくる責任、つかう責任」に議論の焦点が当てられた。あるテーブルでは「つかう責任」に焦点が当てられ、学校への自動販売機の新規設置について話題提供があったが、自動販売機を設置するということは容器を使用することになる。その点において容器ごみが増えることになるので、ペットボトルを使わずに生活する方策を立案する議論が行われた。つかう責任の前に、減らすこと、つかうのであればその責任を負うことを忘れてはいけないという結論であった。

また、もう一方テーブルでは「つくる責任」にフォーカスを当て、文化祭で使用して発生する木材や端材をできるだけ再利用できるようにすることが議論された。ゴミの分別は、キャップやレンズなどの活動以外に、ゴミの分別表を各クラスに設置することで全員参加とすることができるとの意見が出された。

今回参加した、松尾ひなのさん(東京都立国立・高2/写真)は自校の生徒会活動に満足ができず、他校の意見を求めて参加したという。終了後に感想を伺うと「参加する前は堅苦しい雰囲気かと思ったがそんなことはなく、とてもフレンドリーで話しやすく、話している中で他の人の考え方が見えてくるのが楽しかった」と語る。またこれからの外務に関して「課題や問題点は学校によって違うのは当たり前なのだから広いテーマを設けて、その中で自分で自分の学校に持ち帰ることができるものを見つけることが大切だなと。今回実際に地域交流について悩んでいる中で参加してとても良かったので、その時に悩んでいることをテーマにしてくれるとより参加しやすくなります。」と語り、そして「生徒会の業務自体を話し合うよりも、新しいアイデアについて考える方がみんな煮詰まるんじゃないかと思うので、自分たちで新しく企画して進めて行くというテーマがいいんじゃないかと思いました。」と討論の内容についても自らの希望を望んだ。

【文・写真】荒井 翔平/一般社団法人生徒会活動支援協会 理事長
【文】川廣 泰人/一般社団法人生徒会活動支援協会 運営委員

投稿者プロフィール

荒井 翔平
荒井 翔平
1991年東京都生まれ。東京都市大学環境情報学部環境情報学科卒業。一般社団法人生徒会活動支援協会理事長、一般財団法人国際交流機構理事、私立大学環境保全協議会運営委員などを務める。2009年に生徒会活動支援協会を立ち上げ、生徒会活動に関わる様々な支援に取り組む。2010年に幅広い分野で社会的活動を行う、一般社団法人日本学生会議所を設立。