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多摩生徒会協議会定例会


7月25日、オンラインで多摩生徒会協議会定例会が開催された。20名を超える生徒会役員が参加した。今回の定例会では「生徒会の行事」をメインテーマに据え、「生徒会行事の現状と理想~運営と参加者の視点から~」「行事の成果を生徒会活動に活かすには」の2議題を5人程度のグループに分かれて各学校の現状の行事について報告し合い、行事の理想と現実、生徒会活動にそれを活かすためにはどうするのかについて議論し、まとめに向かった。

 

各班の議論では、理想と現実・解決策など、幅広い内容が展開された。会の最後に各班の討論内容の共有を行った。

 

  • 1班
    • 理想は参加者全員が楽しむことであるが現状は参加者間や実行委員の間で温度差がある
    • 起きたトラブルの共有などができていないため、報連相がうまく行っていない
    •  行事で得た人脈を利用していくことがその後の行事運営にも大事な点なのではない
  • 2班
    • 生徒が楽しむことが大原則である
    • 生徒会が押し付けるのではなく、生徒と生徒会が一緒に押し進んでいくことが大切
    • もっと生徒の意見を吸い上げるためにアンケートをするべき
    • 引き継ぎ合宿などを行うと次年度以降がスムーズに行えるのではないか?
  • 3班
    • 運営と参加者に積極性や自主性において差がある
    • 生徒会だけで考えていると固くなってしまうので、生徒全体で運営の携わりをしていく必要があるのではないか
    • 生徒が実行委員として関わることで行事に興味を持ってもらうことが大切なのではないか
  • 4班
    • 運営間で連携がうまく行かないのであれば、定期的に報告会を行って全体把握をする必要があるのではないか
    • 生徒を巻き込むことができていないのであれば、生徒が興味を持つものを題材にしアプローチをかけるべきではないか
    • 引き継ぎがうまく行かないのは資料不足などが原因として挙げられるため資料をしっかりと作成をし、経験者と話理解を深めるべきではないのか
    • 生徒の声が届きづらいのでもっとアンケートを活用するべき
  • 5班
    • 予定がスムーズに動くのと、やってよかったと思ってもらうことが理想
    • 実行委員と役員の線引、タイムスケジュールどおりに行かないのが現実問題
    • 生徒と生徒会で差異が生まれている
    • 行事の成果を活かすには内輪になりがちなのでそれが問題なのでは
    • 共通点は生徒に向けて行うこと
    • 活かすためにはスケジュールを組むことはどちらにおいても重要なのではないのか
    • 外部への発信をすることでもっと行事が盛り上がり、生徒のやる気もあがるのではないか
    • 補佐などを作り運営をしやすくする
  • 総括
    • 学校によって運営体型が違うが、みんなで何かをやるという意識で物事を始めることが大切なのではないのか
    • また、生徒や学校に不信感を抱かれるようなことをするべきではないのではないのか

今回、実行委員として定例会に参加したフチーロ由茉さん(拓殖大学第一高校・高2)は、今回の定例会からすぐに実践したいこととして「今までは先生の方から依頼があって動く感じだったが、これからは先生の許可が必要のない部分はどんどん新規でやっていこうと思った」と語った。また、外務経験が増えてきたことにより運営としての雰囲気作りの方法や人から意見を話してもらうことなどのコツが掴めたから生徒会活動としてより良いものができるのではないかという話をしたという。

 

次回定例会は10月3日を予定している

【文】鈴木 莉恩/一般社団法人生徒会活動支援協会 運営委員

投稿者プロフィール

鈴木 莉恩
鈴木 莉恩
2003年東京都生まれ。東京都私立昭和第一学園高等学校卒業、桜美林大学在学。多摩生徒会協議会、こども国会運営、全国オンライン学生祭実行委員などを務める。高校1年から生徒会長として様々な生徒会団体の企画に参加をしてきた。