生徒会.jp
【生徒会選挙】3分間で思いを伝える「生徒会選挙・演説原稿」の作成5ステップ

【生徒会選挙】3分間で思いを伝える「生徒会選挙・演説原稿」の作成5ステップ


生徒会役員選挙で、全校生徒の心を動かす最大のチャンスが「立会演説会」です。

しかし、「何を話せばいいか分からない」「3分間ってどのくらいの文字数?」「緊張して支離滅裂になりそう…」と悩む候補者も多いのではないでしょうか。

この記事では、誰でも簡単に説得力のあるスピーチ原稿が書ける、5つのステップを解説します。最後にはそのまま使える原稿テンプレートも用意していますので、ぜひ参考にしてください!

生徒会選挙3分間演説の最適な文字数は「900〜1,000字」

スピーチ原稿を書く前に、知っておくべき「時間と文字数の黄金比」があります。

  • 人が聴き取りやすい話すスピード: 1分間に「300文字〜350文字」
  • 3分間のスピーチの適正文字数: 900文字〜1,000文字

「少し短いのでは?」と思うかもしれません。しかし、大勢の前や体育館で話すときは、普段より「ゆっくり・はっきり・間(ま)を取る」ことが不可欠です。

早口で1,500字詰め込んでも、聴き手の頭には何も残りません。「削って、残す」のが成功の鍵です。

生徒会選挙演説原稿を完成させる5ステップ

説得力のある演説は、PREP(プレップ)法を応用した構成で作ります。以下のステップ順に原稿を組み立てていきましょう。

STEP 1:掴み(オープニング)[目安:100〜150字]

挨拶・自己紹介・立候補した理由を簡潔に伝えます。

第一印象を決める部分なので、「明るく・堂々と」言える短い文章を心がけましょう。

STEP 2:問題意識・ビジョン[目安:200〜250字]

「今の学校の課題」と「どんな学校にしたいか(ビジョン)」を語ります。

共感を得るために、「皆さんも一度は感じたことがありませんか?」と語りかけるのも効果的です。

STEP 3:具体的な公約・施策(メイン)[目安:350〜400字]

理想を語るだけでなく、「具体的に何をするか」を1〜2点に絞って伝えます。

「なぜそれを行うのか(根拠)」と「実現するとどう変わるか(メリット)」をセットで語るのがコツです。

STEP 4:情熱・覚悟(熱量を伝える)[目安:100〜150字]

「なぜ自分がやりたいのか」という熱い思いをぶつけます。

完璧な人間である必要はありません。「誰よりも学校を良くしたい」という意欲を言葉にしましょう。

STEP 5:締め(クロージング)[目安:50〜100字]

最後に一番伝えたいメッセージと、投票のお願いで締めくくります。

聴き手の耳に残るキャッチコピーやフレーズを入れると効果的です。

【そのまま使える】生徒会選挙演説原稿テンプレート

以下は、上記のステップに沿って作成したサンプル原稿です。カッコ部分をご自身の状況に合わせて書き換えてご活用ください。

演説原稿サンプル(生徒会長立候補の例)

皆さん、こんにちは。この度、生徒会長に立候補いたしました、[学年・クラス]の[氏名]です。本日は私の思いを聞いてくださり、ありがとうございます。(STEP 1:約80字)

私が今回立候補した理由は、「生徒一人ひとりの声で、もっと誰もが過ごしやすい学校をつくりたい」と強く思ったからです。皆さん、日頃の学校生活の中で「ここがこう変わったらもっと良いのに」と感じたことはありませんか?意見箱はあるけれど、自分の声が届いているのか分からない……そんなもどかしさを感じたことがある人も多いはずです。(STEP 2:約190字)

そこで私は、生徒会長として「意見の『可視化』と『即実行』」を約束します。具体的に取り組む公約は2つあります。

1つ目は、「デジタル意見箱の導入と毎月の回答掲示」です。スマホやタブレットから匿名でいつでも意見を出せる仕組みを作り、集まった意見に対して生徒会が学校側とどう交渉したのか、進捗を毎月ポスターや校内放送で全校生徒にフィードバックします。

2つ目は、「購買・自習スペースの環境改善」です。アンケートで最も要望の多かった「昼休みの混雑緩和」と「放課後の学習環境」について、先生方と具体的なルール作りを始めます。(STEP 3:約380字)

もちろん、これらを達成するのは簡単ではありません。しかし、私はこれまで [部活動名や前年度の生徒会活動など] で、仲間と協力して課題を乗り越えてきた経験があります。誰よりも現場の声を聞き、足を使って動く覚悟があります。(STEP 4:約150字)

私一人では学校を変えることはできません。ですが、皆さんの「一票」と「声」があれば、この学校は確実に今より魅力的になります。 私、[氏名]に、皆さんの学校生活をより良くするためのチャンスをください。ご清聴ありがとうございました。どうぞよろしくお願いします!(STEP 5:約150字)

(合計:約950文字)

※このサンプルは文字数を少なめにしています。流れを参考にしながら、あなたの考える実情・公約に合わせて書いてみましょう。

演説原稿をさらに磨く「3つの裏テクニック」

  1. 一文を短くする(「〜で、〜なので、〜ですが」を避ける)
    文章が長いと、聴いている人はどこが重要か分からなくなります。「句点(。)」を多めに使い、歯切れよく言い切りましょう。
  2. 「数字」を入れて具体性を出す
    「たくさんの意見」ではなく「年間100件以上の意見」、「改善します」ではなく「2つの改革を行います」のように数字を使うと、説得力が段違いに上がります。
  3. スマホの録画・録音機能で「自分の映像や声」を確かめてみる
    原稿が書けたら必ずストップウォッチで時間を測りながら音読しましょう。「録画して見直す」ことで、表情の他にも、詰まりやすい場所や、早口になっている部分が一目でわかります。

言葉の「量」より「熱量」を届けよう

3分間・900〜1,000文字の原稿は、最初は「短い」と感じるかもしれません。しかし、無駄を削ぎ落とした短い言葉こそ、全校生徒の心にストレートに響きます。

原稿が完成したら、あとは自信を持って堂々と伝えるだけです。あなたの挑戦と熱い思いが、全校生徒に届くことを応援しています!