【生徒会選挙】学校生活を良くする公約アイデア集(生活編):購買・食堂・自習室・トイレの改善案
生徒会役員選挙で支持を集めるには、公約が欠かせません。
公約を考えるときは、二つの視点が必要です。一つは、自分が生徒会役員として実現したい学校の姿。もう一つは、多くの生徒が学校に求めていることです。
ただし、生徒自身も「生徒会に何ができるのか」を詳しく知らない場合があります。目の前の要望をそのまま取り上げるだけでなく、その背景にある困りごとまで考えてみましょう。実現したときに「こういう改善を待っていた」と感じてもらえる提案が、共感につながります。
ただ、どれだけ立派なスピーチをしても、学校生活が良くなると感じてもらえなければ、支持にはつながりません。
この記事では、生徒会選挙でよく見られる事例をもとに、具体的な公約のアイデアと実現に向けた進め方を紹介します。
公約の実現しやすさは、学校によって異なります。過去の生徒会の取り組みや校内のルールを顧問の先生などに確認しながら、実現までの道筋を説明できる公約を選びましょう。
ここで紹介するのは、初めて公約を考える人に向けた参考例です。先進的な取り組みを集めたものではないため、自分の学校の課題に合わせて内容を調整してください。
購買・学食(ランチ環境)の改善アイデア
昼休みの混雑やメニューのバリエーションは、生徒の不満が集まりやすいポイントです。
課題 | 提案する公約アイデア | 実現へのアプローチ・工夫 |
混雑 | 「学食・購買の事前予約・整理券制度の導入」 | Googleフォームなどで事前に注文を受け付け、昼休みの混雑を緩和する。 |
売り切れ | 「人気パン・弁当の在庫数の見える化と販売リクエスト制度」 | 生徒会でアンケートを取り、需要が高い商品の仕入れ数を増やせないか業者に相談する。 |
支払い | 「学食・購買へのキャッシュレス決済導入の検討」 | 交通系ICカードやコード決済などの導入を学校・業者と協議し、会計時間の短縮を目指す。 |
メニュー | 「季節限定メニュー・生徒コラボパンの開発企画」 | 購買業者と連携し、生徒の投票で決まる「期間限定パン」などを企画する。 |
アピールのコツ: 「安くする」「量を増やす」といった業者任せの提案よりも、「混雑状況を調べる」「アンケート結果を業者に届ける」など、生徒会が担う役割を示すと説得力が増します。
自習室・学習環境の改善アイデア
放課後やテスト前に集中して勉強できる場所を求める声は、学年が上がるほど増える傾向があります。
- 空き教室を活用した「期間限定自習室」の開設
- 提案内容:テスト前の2週間、使われていない特別教室や会議室などを「静かな自習スペース」として開放する。
- 赤本・参考書の「シェアリングコーナー」の設置
- 提案内容:卒業生から提供された赤本や参考書を生徒会室や自習室前に集め、誰でも閲覧・貸し借りできるようにする。
- 学習環境の設備補強(電源環境)
- 提案内容:タブレットを使って学習できるよう、自習室での端末利用や電源タップの設置を学校に提案する。
トイレ・衛生環境の改善アイデア
毎日使うトイレの清潔さや備品の充実は、学校生活の快適さに直結します。
- 生理用品の無償設置プロジェクト(防災備蓄活用)
- 提案内容:女子トイレに生理用品を常備する仕組みを作る。学校の備品予算や生徒会費の活用、防災備蓄の入れ替えに合わせた運用などを学校と検討する。
- トイレの擬音装置や芳香剤の設置
- 提案内容:必要性や香りへの配慮についてアンケートを取り、擬音装置や芳香剤の設置を学校に提案する。
- 清掃用具の見直しと洋式化の要望
- 提案内容:学校設備に関する全校アンケートを実施する。結果をもとに、老朽化したトイレの改修や洋式化を求める要望書を校長先生に提出する。
その他の校内設備の改善アイデア
- 飲み物の充実
- ペットボトルの持ち込み自由化
- ペットボトルの持ち込みが禁止されている学校では、条件付きで認めてもらえないか学校と協議する。
- 自販機のラインナップ変更アンケート
- 提案内容:学期に1回アンケートを実施し、人気の高かった飲料を自販機に導入できないか業者に相談する。
- ペットボトルの持ち込み自由化
- スマホ利用
- スマホ利用の一部解禁
- スマホの利用が禁止されている学校では、通学時や放課後など、時間や場所を限定した利用を学校に提案する。
- スマホ充電スポットの設置(許可制)
- 提案内容:緊急時や放課後の学習時に限り、生徒会室などの指定場所で充電できるルールを学校と検討する。
- スマホ利用の一部解禁
- 雨の日の「置き傘・レンタル傘」サービスの運用
- 提案内容:不要になった傘を回収・点検し、突然の雨に備えた貸出傘として生徒会室前などに設置する。
実現できる公約にするための3つのチェック
公約を発表する前に、次の3点を確認しましょう。
- 生徒会単独でできないことを含んでいないか
- 避けたい例:「校舎を新しく建て替えます」
- 改善例:「校舎の老朽化について生徒アンケートを実施し、要望書を学校に提出します」
- 設備の改修など、生徒会だけでは決められないこともあります。その場合は、「調査する」「学校に提案する」「結果を報告する」など、生徒会が実行できる範囲を公約にした方が実現性が高まります。
- 具体的に「誰が」「いつ」やるのかが見えているか
- 避けたい例:「みんなが過ごしやすい学校にします」
- 改善例:「2学期中に購買前の混雑状況を調べ、11月までに新しい整列ルールを提案します」
- 完了時期を約束できない場合でも、「当選後2か月以内に学校へ提案します」のように、最初の行動と期限を示せます。
- 学校や保護者と協力して進められるか
- 先生方が心配する安全面や管理面の問題を想定し、対応策を盛り込んだルール案を添えると、提案が通りやすくなります。意見がすぐにまとまらない課題であれば、「協議の場を設ける」ことを公約にする方法もあります。
- 一方で、すぐには協力関係が作れないものは公約にしてはいけないというものではありません。
身近な不満を具体的な解決策に変えよう
生活環境の改善は、多くの生徒にとって効果が分かりやすく、演説でも伝えやすいテーマです。
不満を挙げるだけで終わらせず、生徒会として何を調べ、誰に提案し、どこまで実行するのかを示しましょう。この記事のアイデアを参考に、自分の学校に合った公約を考えてみてください。
