[私の生徒会履歴書 #010 佐孝祐佳]『全国生徒会大会を「大阪」で』が叶うまでの軌跡
生徒会外務が活発なのは関東だけ。そう思っていました。
だからこそ、私の生まれ育った「大阪」で生徒会大会がやりたい。私の最大級のわがままが叶うまでの軌跡です。
(「生徒会外務活動」とは、校内での生徒会活動である「内務活動」に対して、他校との連携など郊外に出て活動することです。)
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経歴 佐孝 祐佳(関西大学第一高等学校76期後期生徒会長・全国生徒会大会2024実行委員会広報部長)
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「ただ東京に行ってみたいから」という理由だけで2023年度の全国生徒会大会に参加したことをきっかけに、私の生徒会での外務人生がスタートしました。どうしても、この大会を関西で。いや、大阪でやらせてほしい。そう思った私は当時の実行委員長に相談しました。どうやったら実行委員になれるんですか、と。
彼はこう言いました。「実行委員、君が作ればいいんだよ」。その言葉に背中を押され、帰りの新幹線で企画書を書き上げてしまいました。

大阪生徒会交流会の企画書
どうにかして関西の生徒会を盛り上げられないか。志を同じくする仲間はいないのか。必死になって企画の実現に取り組んでいたことを今でも鮮明に覚えています。しかし、1人でこの企画を実現させることは不可能で、自分の計画の現実性の無さに落胆していました。
しかし、ほぼ企画を諦めていた2023年の夏、本当に偶然、全国生徒会大会2024年の実行委員に出会い、私をこの実行委員に誘ってくれました。奇跡だと言えるこの出会いをきっかけに私の夢は実現に向けて急発進しました。実行委員の仲間たちは、私の夢を受け入れてくれました。場所さえ見つけられれば出来るだろう、やってみよう。当時の委員長がかけてくれたその言葉は、今までひとりぼっちだった私にとって希望の光でした。
9月に実行委員になり、12月まではとにかく必死に広報。関東ほど外務活動が発展していなかった関西では、まず大会の存在を知ってもらうことが一番重要でした。とは言ってもSNSのプロがいる訳でも無いので、全てが手探り。100校を超える学校にDMを送ったり、大量のリール動画を投稿したり…とにかくできそうなことは全て試しました。どうしても会場が見つからず、自校の生徒会顧問の先生に、学校のホールを貸してくれないかと頼み込んだりもしました。
そして2024年1月、私の母校である関西大学第一高等学校にて大阪生徒会交流会を開催することができました。正真正銘、高校生だけで作ったからこそ、私たちの夢を全て詰め込んだような大会を作り上げられたと思います。
SNS運用も、参加者集めも、企画も、全て実行委員の「やってみたい」が軸であり、こうしたら興味を持ってもらえるかな?楽しんでもらえるかな?そんなことを常に考えていました。そんな努力の甲斐あってか、70名を超える参加者を集めることができました。

大阪生徒会交流会(2024年1月5日 関西大学第一高等学校)
原点に立ち返る_内務のための外務
私は、生徒会のイベントで何らかの挨拶をする際に、必ず「外務は内務のためにある。」「生徒会の友達を作ってください。」という2つの言葉を入れていました。
外務大好き人間とも言える私でしたが、何があろうと内務は軽視しないことを常に意識していました。あまり長くは書きませんが、関西大学第一高等学校の生徒会で私の代で取り組んできた内務活動をざっとまとめるとこんな感じです。
- 「疲れた…まあ、でもちょっと頑張るかあ〜」と思える学校へ。生徒会組織改革、「専⾨家集団チーム制」
生徒会役員の仕事を細分化することによって、「各活動に”専門家”を」とのコンセプトで必要に応じて組織を組み直す「専門家集団チーム制」を創設しました。また、生徒会新聞を学校の1つの楽しみにといった発信にも取り組みました。 - 校則改定の為の機関の形骸化を阻止。「リーダーズ研修」の取り組み方を再考。
生徒会の活動報告会と化していた会議を、議論の場に戻す意識改革を行いました。ただ意見を述べるだけでなく、先生と生徒が話し合えるような研修を目指しました。 - 生徒と生徒会の架け橋を!「意⾒箱ギャル化計画」
意見箱をキラキラに改造!親近感のある返信で、生徒会に興味を持ってもらおうと取り組みました。
関西人らしく、ユーモア溢れる改革に取り組んできたつもりです。いつも、自分の活動は生徒のためになっているのか、独りよがりな自己満活動になっていないか…悩み、もがき続けていました。最後まで答えは出ないまま。勿論私の活動に対する批判もありました。
ですが嬉しいことに、生徒会役員を引退してからも、「佐孝さんに憧れて生徒会役員になった」と言ってくれる後輩にたくさん出会いました。これが私の活動の答えなのかなと思っています。
未来の生徒会役員へ_当たり前を疑える人になれ
生徒会は単なるボランティア団体ではありません。本来は、あなたたち生徒の意見を反映させるための意思決定機関であるはずです。毎年同じ仕事の繰り返しでは、どんどん形骸化が進んでしまいます。どこかで改革が行われたとしても、年が経てば廃れていくかもしれませんね。誰かが声を上げるのを待っていては、何も始まりません。あなたが本気でやりたいと思えることであれば、必ずどこかに仲間がいます。
”当たり前”とされてきた過去を疑えたあなたへ。
「もっとこうするべき」が貴方の中にあるはずです。やるべきことは明確なはずです。そして貴方の中の”当たり前”を疑い続けてください。そもそも当たり前なんてありませんし、正解なんて私にもわかりません。
しかしながら、正解を模索し続けた先にこそ、貴方が思い描いた理想の生徒会があるはずです。
貴方を批判する人物もいるでしょう。そんな時は一歩引いて、第三者視点から考察してみてください。批判を正解に変えられるようになったら最強です。
そしてその想いを、貴方の後輩たちにしっかり伝えてあげてください。

全国生徒会大会2024にて(2024年3月26日 衆議院第一議員会館)
一歩踏み出すあなたを応援できるような団体、そして運営委員になれるようこれからも精進していきます。