生徒会顧問と「開かれた学校時代の生徒会活動」を考える研修会が行われる。視察もできる芦屋市長やタイミー社長も実行委員OB?の「全国生徒会大会」とは
生徒会顧問と考える「開かれた学校時代の生徒会活動」
2026年3月30日(月)・31日(火)の両日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・渋谷)にて、1泊2日の生徒会の全国大会である「全国生徒会大会」が行われます。
今回、生徒会顧問など生徒会活動にかかわる教員の皆さんに、「この「全国生徒会大会」への参加や地域における生徒会の連盟組織の創設などによって生徒会活動を活性化させている」事例なども共有しながら、また全国から生徒会役員が集まる会場の熱気も実際に視察してもらいながら考える教員研修も企画されています。
この機会に、全国の生徒会活動に日々苦労されていたり、今後の生徒会活動に悩まれている生徒会顧問の先生など、参加されてみてはいかがでしょうか。
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(全国生徒会大会2026 教員・教育関係者向け連動企画)※全国生徒会大会視察含む |
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日時: 2026年3月30日(月)13:00~17:30 場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区) 主催: 一般社団法人生徒会活動支援協会 対象: 全国生徒会大会2026引率教員・生徒会活動に関心のある教員・教育関係者
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芦屋市長やタイミー社長も高校時代に実行委員だった生徒会の全国大会

2013年から続く「全国生徒会大会」(※当初の名称は「全国高校生徒会大会」)は、毎年、生徒たちによる実行委員会により企画運営され、春休みの期間に行われ続けてきました。
生徒会役員たちが全国から集う場は、さながら世代のリーダーたちが集まる場でもあり、これまでの実行委員には、灘高等学校の元生徒会長で、2023年に26歳で日本史上最年少の市長として話題になった高島 崚輔 芦屋市長などの政治家や、立教新座高等学校の元生徒会長の小川 嶺 株式会社タイミー代表取締役などの経営者もいるといいます。
開催年によって規模や日数、企画内容は多少異なるものの、毎年3月末から4月初旬の春休み期間に東京で開催することが通例となっており、100名を超える生徒会役員が全国から集い、複数日にわたり宿泊を伴いながら交流・議論を深めています。学校内での生徒会活動における課題や事例の共有にとどまらず、教育制度、地域や災害といった社会問題をテーマにするプログラムも設けられることもあり、必ずしも生徒会活動だけにとらわれない議論が行われる年もあります。
運営を担う生徒で組織される実行委員会は、主にオンライン上でのミーティングを開催して、企画内容・会場・協賛の募集などについて内容を作っていきます。全国規模のイベントになることから、担当別に部署が組織されるなど、他の団体とは運営の仕方も異なっています。
この「全国生徒会大会」が今年も開催され、全国から200名の生徒会役員たちが集まります。
| 「全国生徒会大会2026」 |
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日時:2026年3月30日(月) 12時00分 ~ 翌31日(火) 16時00分 解散予定(1泊2日) 主催:全国生徒会大会2026実行委員会/一般社団法人生徒会活動支援協会 定員:生徒200名 / 教員30名程度 場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区) 宿泊:同センター宿泊棟
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過去も含めた「全国生徒会大会」については以下もご覧ください。
全国大会や地域における生徒会連盟への参加は、各学校の生徒会を急激に成長させる

「全国生徒会大会」の最大の特色は「全国規模」であるということと、「宿泊を伴う」という点にあります。関東や関西の生徒会団体のイベント等でも、様々な地方からの参加者が見られることはありますが、全国各地から多くの中高生が集まるイベントは「全国生徒会大会」のほかにありません。
これにより生徒会外務活動(校外活動)が比較的活発な関東や関西に限らず、地元に「生徒会連盟」や「地域生徒会」といった生徒会団体がない地方の高校生にも生徒会外務活動を提供できています。
また「全国生徒会大会」などに参加することで、大きな刺激を受けて、参加した生徒会役員たちが地域に戻って、生徒会外務団体の存在しなかった青森や群馬、埼玉、千葉、岐阜、福岡などでも生徒会の連盟組織を立ち上げたりといった地方での生徒会活動活性化に向けた動きにもつながっています。
昨今の生徒会活性化の象徴的な事例の1つが、東福岡高等学校などが中心となって取り組んでいる福岡や九州での取り組みではないかと思います。
一般社団法人生徒会活動支援協会の主催する企画で全国から生徒会役員が集まる場に参加した生徒会役員が大きな刺激を受け、「自分たちは井の中の蛙だ!」と感じ、地域の学校を巻き込んで九州でも生徒会の連盟組織を創り、またこうした活動をきかっけに、他校の先進的な取り組みやより良いものを取り入れ、自校の生徒会活動を活性化させていったという成功事例は、多くの学校にとって参考になるのではないかと思います。
この点については、12月に書いた「九州生徒会グランプリ:生徒会役員240名が集結。最優秀賞は千原台高校(https://seitokai.jp/archives/11640)」や「全国の生徒会役員は自分自身の可能性を信じて、外の世界へ飛び出して欲しい——全国に衝撃を受け、九州から始めた「新しい生徒会」改革(https://seitokai.jp/archives/11849)」についても是非ご覧になってみてください。
面白きこともなき「生徒会」を「面白く」
「生徒会活動の活性化」は長年言われ続けてきたことではありますが、それに反して多くの学校では生徒会活動は停滞し、担い手不足となり、むしろ学校によって年々形骸化しているというところすらあります。
こうした背景には、率直に「生徒会がつまらなそうだから」ではないかと思います。活動がマンネリ化し、形式だけの生徒総会や役員選挙、目的すら分からなくなっている委員会、教員のお手伝い要員のようにすら見えてしまう活動などとなっていないでしょうか。
「生徒会を面白そうにする」。実はこうしたこともまた重要な要素なのかもしれません。
「生徒会活動について1泊2日で様々なプログラムを実施し、考え、議論する」などと聞くと、「マジメか?」とツッコミたくなるような方もいるかもしれません。しかし、「全国生徒会大会」に参加する全国から集まった生徒会役員たちは、毎年、「本当に面白かった!」といった感想を持って帰り、参加中も物凄い熱気の中で、目を輝かせながらイベントを満喫しています。
ヨーロッパなどでは、「ピア・トゥ・ピア(Peer-to-Peer)教育」と言われるものがあります。「ピア・エデュケーション(仲間教育)」などとも呼ばれ、専門家や教員から教わるのではなく、年齢、立場、関心などが近い「仲間(Peer)」同士で教え合い、学び合う教育手法のことです。
生徒会活動の支援に長年携わってきた立場の「大人」からすると、プログラムについても「もっとこういった企画にすればいいのに」や「運営ももう少しこうやって」など言いたいことは山のようにあるのですが、重要なのは、高校生たちが自ら考え、同世代で集まり、高校生たち同士で体験的に学び合うということにあったりします。
こうした体験は、高校生たちを大きく育てていると毎年感じています。
生徒会顧問等と「開かれた学校時代の生徒会活動」のあり方を考える研修を行う
「全国生徒会大会」を共催する一般社団法人生徒会活動支援協会では、こうした昨今の成長する生徒会活動の事例から、「日本生徒会大賞」の大賞受賞校などにコンサルティング活動なども行っています。
その実践の中でも、「地域生徒会」とも言える地域における生徒会連盟組織を創設し、地域の各学校の生徒会との交流の場を創り、またその運営を担い、参加する各学校の生徒会活動を共有しながらより良いものを取り入れながら生徒会を成長させていくという事例があります。
こうした「地域生徒会」の中では、各学校の生徒会を巻き込み地域の高校生の声を集めて市長や教育長などに政策提言していった事例もあります。
ヨーロッパのほとんどの国には「学校会議」という生徒代表も参加する学校の最高意思決定機関があります。
日本ではコミュニティスクールの推進や「開かれた学校」に向けた取り組みとして、地域の方々にも参加してもらう「地域運営協議会」などもあったりしますが、こうした場に生徒も参加する事例はほとんどありません。
一方で、生徒会が中心になって地域の自治会役員や小中学校の生徒会児童会役員なども巻き込んだ地域の話し合いの場を作った事例などもあります。
こうした最新の事例なども共有しながら、「開かれた学校時代の生徒会活動」を考えていくことが、生徒会の活性化は勿論、日本の民主主義の質の向上にもつながるのではないでしょうか。