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日本生徒会大賞2021の審査結果について


一般社団法人生徒会活動支援協会では、このたび日本生徒会大賞2021を実施いたしました。多数の応募から審査委員会を開催し、日本生徒会大賞を個人・学校・団体に各1点、優秀賞を個人・学校に各2点、特別賞を個人に1点、奨励賞を個人に各2点、学校に1点授与することを決定いたしましたので、審査結果をお知らせいたします。なお、その他応募された皆様にも生徒会活動賞が授与されます。

受賞者のみなさま

受賞者(敬称略・順不同)
日本生徒会大賞2021(個人)章 子昱(東京・桐朋)
(学校)
  • 渋谷教育学園渋谷中学高等学校生徒会
(団体)
  • 多摩生徒会協議会
優秀賞(個人)
    • 大橋 紡(東京・東京成徳大高)
  • 川 紗良(東京・品川女子学院)
(学校)
  • 富士見中学高等学校生徒会
  • 熊本県立熊本農業高校生徒会執行部
(団体)該当なし
特別賞(個人)
  • 藤田 星流(東京・東京大学附属)
奨励賞(個人)
  • 内田 昂希(東京・穎明館)
  • 鎌田笑子(東京・トライ式高等学院飯田橋キャンパス)
(学校)熊本県立八代高校生徒自治会

評価に際して

本大賞については、募集要項に基づき応募したすべての団体・個人の書類・添付資料を評価者が確認し、審査委員会において賞の対象者を決定した。

総評

今回も全国各地から多くの学校から日本生徒会大賞へ応募をいただき、新型コロナウイルス感染症拡大の状況が続く中でも大変充実した生徒会活動が行われていることを実感することができた。また、事前の規定につき受賞審査の対象とはならなかったが、中学校からの応募も受け付けた。このことは、生徒会活動の裾野が広がってきていることを如実に示していると言えよう(次回は中学校にも審査対象を拡大することを検討している)。

以下、今回の応募書類全体の傾向について整理したい。まず、前回に引き続き、2020年度もコロナ禍に対応すべくICT技術を活用した特色ある活動が数多く見られたことに触れたい。応募書類のなかに見られたGoogle ClassroomやClassiなどのサービスを活用し、効率的な活動の仕組みを作ったり、生徒からの意見を集め、フィードバックする新たな方法を生み出したりといった施策は、「ニューノーマル」時代の生徒会活動を示す特徴的な活動と言える。ただし、これらのサービス活用は手段であって目的でないことは重要である。ICTサービスの活用により効率的に全生徒の意見を収集することが出来るようになる中で、いかにそれをまとめ、実際の学校や社会の課題へと関与させていくか、この点に関するより創造的で生産的な枠組みづくりが今日の生徒会活動には求められている。

次いで、学校内民主主義との関連について考える必要がある。今回の応募書類の中には、単に学校行事の運営などを肩代わりする組織としての活動に留まらず、生徒の意見を中心に生徒会規約や校則改正に取り組む事例が数多く見られた。しかしながら、この改正手続きの全体においてしばしば民主主義的な手続きをおざなりにするような事例も存在した。ここで顧みられるべきは、生徒会が学校や社会の課題に関与する正統性は、活動のプロセスにおける民主的な手続きが担保するものである、という原則である。生徒会活動を進めるにあたっては、何よりもまず、代表者を含めた役員を選挙で選び、広く意見を募り、議決を行う、というプロセスを着実に積み上げる必要がある。これらを繰り返すことによってこそ、学校内民主主義を確立し、更に社会的には「子ども・若者参画社会」の実現へと至る生徒会活動の意義が達成される。今後の生徒会活動においては、より一層、以上のプロセスに真摯に向き合った創造的な活動が進められることを期待したい。

最後に応募書類の形式を振り返る。今回の応募書類に限らないことだが、応募書類の中には、活動の結果だけを記したり、あるいは毎年変わらず実施している活動を繰り返し記述したりしたようなものが見られた。上述したように、生徒会活動の意義は活動のプロセスに内在している。次回以降の応募書類においては、多数の活動を行った、という事実よりもむしろ、活動のプロセスにおいて、より民主的で生産的な活動を行うために自ら(ないし自らの代の生徒会)が、どのように考え、試行錯誤し、取り組んだのかを重点的に記してほしい。

以上の観点を踏まえつつ、生徒会活動支援協会では、本賞の審査を通じて集積された優れた実践を、より広く全国の活動のために周知していくような活動・イベントを企画している。ぜひともこれらの取り組みを参考としていただきながら、新たな生徒会活動の可能性を切り開いていっていただければ幸いである。

日本生徒会大賞とは

日本生徒会大賞は、全国各地の学校生徒会・生徒会団体・生徒会役員を対象としています。生徒会の活動内容やシステムなどを評価することによって、生徒会活動が持つ本来の意義を再確認し活性化させることを目的とした賞です。今回も全国より多数のご応募がございました。今回、受賞された皆様の活動は、全国の生徒会活動のグッドプラクティスでございます。今後の生徒会活動の参考にされてはいかがでしょうか。


今後も継続して日本生徒会大賞の開催を計画しております。詳細が決定いたしましたら、生徒会.jpにてご案内させていただきますので、よろしくお願いいたします。