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自分の行動で明日を変える:2018年度WAN本イベント


1月27日、日本女子大学付属高等学校(神奈川・川崎多摩区)にて、WAN 2018年度本イベントが行われた。プログラムのスタートに先立ち、代表の富田真琴さん(日本女子大学付属・高3)が開会宣言を行った。宣言の中で、今回のテーマである「LIFE」を設定した理由を説明し「学校内の生活を考える議題と、そこに限らない自分たちの生活を考える機会にしたい」と語った。イベントには、首都圏内外から60名が参加し、参加者は6テーブルに分かれて議論を始めた。

午前議題(小討論)

    1. ストレス発散法-引きずらない効率のいいストレス発散とは
    2. 学生時代、思い出に残るシーン
    3. あなたの学校生活の悩みとは
    4. クラスの友人のモチベーションを上げるには?
    5. Change us -私たちが過ごす生活と自分自身の変化
    6. 充実した高校生の一日-学校とプライベートを充実させるためには
    7. 高校生活3年間満喫するには?
    8. 世界から敵が消えたなら
    9. 学内上下関係-険悪されない接し方

議題は9題が用意されたが、インフルエンザ等による感染症で議長や参加者が欠席するなどして、最終的には6議題での開催となった。午後は「今日から、明日からできること」をテーマに小討論のグループで議論した。首都圏外から参加した、土川優理さん(海陽中等教育・5年/写真)が議長を務めた「世界から敵が消えたなら」と題したグループでは、人間関係に限らず“敵”を考え、明日から自分自身で取り組めることを考えた。最終的には、勉強・運動・人間関係・生活リズム・趣味という5つのポイントがあり、変えていくことを考えるのは自分であるとした。明日や将来を見据える行動は、今の自分がつくることで成り立つと説明した。今回の議論を通して「自分が持っていた考えと違う側面に振れることは、自分の成長に直結する」とした上で、自身で考えつかないような意見を聞くためにもこれからも多くの人と議論していきたいと語った。

富田さんは閉会式で、このイベントが身近なテーマを導入にしているが、そこから全体の結論をひとつ導くことを目的にしているわけではなく、様々なテーマで議論すること、話すことを追求する場としたかった。今回はその目的を達成できたと考えている。と締めくくった。

【文・写真】荒井 翔平/一般社団法人生徒会活動支援協会 理事長

投稿者プロフィール

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荒井 翔平
1991年東京都生まれ。東京都市大学環境情報学部環境情報学科卒業。一般社団法人生徒会活動支援協会代表理事、一般財団法人国際交流機構理事、私立大学環境保全協議会運営委員などを務める。2009年に生徒会活動支援協会を立ち上げ、生徒会活動に関わる様々な支援に取り組む。2010年に幅広い分野で社会的活動を行う、一般社団法人日本学生会議所を設立。