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仕事がなければどうする?:首都圏高校生徒会連盟


6月19日、保善高校(東京・新宿で2016年第一回首都圏高校生徒会連盟(高生連)が行われた。今回は新たに参加した学校を含め、全体で25校70名が参加した。

当日のコンテンツは大きく分けて、各校による活動報告と意見交換ディスカッション、そしてグループディスカッション。

【活動報告】

活動報告の風景5校ごとにグループに分かれ、最近の活動を報告していく。グループごとに分かれるものの、15分でグループ内の学校を入れ替えていくことで、全体で活動報告の共有ができるようにされていた。また活動報告の中で、自校での課題解決のため質問している姿も見受けられた。

【意見交換セッション】

意見交換セッションでの議題は「ボランティア活動について」。

  • やっている・やっていた活動
  • 効果・意味・実績
  • これからやってみたい活動・活動における悩み

を各校が発表し、その上で質疑応答を行う。

多くの学校で熊本地震をはじめとした募金活動や清掃活動などを行っていた一方で、ボランティア活動を行っていない学校も少数ながらも存在した。また、生徒会とは別にボランティア団体が組織されている学校や生徒の自発的な企画を生徒会が支援する形でボランティア活動をした学校もあった。
今後の目標では、災害時には早く募金活動を行うことや募金先を見直すことなどが挙がった。

【グループディスカッション】

グループディスカッションでは「内務の仕事がないときにどうするべきか」をテーマにした。

内務の仕事が無い時は基本的にないという学校も多くあったが、もし仕事がなければ何をすべきなのか真剣に考えていた。一方で仕事が無いというのは不満がないことの表れであり、それ自体に問題はないという意見もあった。

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全体的に定例会などでモチベーションを保ちつつ、自身や後輩のスキルアップを図ったり、新たな企画などを行うという意見が多かった。また、外務活動での活動報告のために活動をしようというモチベーションの上げ方もあるようだ。
この他、意見交換セッションでボランティア活動が議題であったこともあり、ボランティア活動を行うという案も挙がっていた。
総じて、自発的にできることを探し、実行していくことが大切なのであろう。

今回は一年生を中心に、初めて参加した人も多く、戸惑いも感じられたがそれぞれに収穫があったようだ。今年度の運営にはアンケートなどで参加者の声を反映し、またWEBサイトやSNSなども活用していく予定とのこと。

各地で生徒会関連の外務団体が新しくできる一方、既存の団体ではマンネリ化が指摘されている。マンネリをどう解消していくのか、それも今後の課題ではないだろうか。

投稿者プロフィール

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小笠原 洋至
1996年東京都生まれ。一般社団法人生徒会活動支援協会理事。慶應義塾大学総合政策学部に在学中。中高では生徒会活動に積極的に取り組み、第2回全国高校生徒会大会実行委員なども務めた。現在は生徒会外務団体支援などを中心に活動中。