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選挙の在り方をもう一度考える:第4回大阪生徒会連盟


11月11日、第4回大阪生徒会連盟がクラーク記念国際高等学校大阪梅田キャンパス(大阪・大阪北区)で開催された。大阪生徒会連盟は、関西生徒会連盟や全国生徒会大会の様な大規模な会合ではない事を生かし、より実地的な内容の議論を目指すと共に、参加者のさらなるスキルアップを目標としている。今回は「生徒会選挙」をテーマとして掲げ、模擬選挙を連盟の中で開催した。選挙を通して選挙の在り方や当選するためのスキルを見直すことが目的だ。選挙の形式を、代表の河野冴音さん(大阪桐蔭・高2)が通う大阪桐蔭高校の選挙方式である「団体選挙」にしたのは、今回の特徴と言えるのではないか。

午前中にグループで公約を考え、午後に各グループごとに公約発表を行った上で、参加者同士の投票で選挙を行い優勝団体を1つ決めた。公約発表において、どの班も自分たちが生徒会に立候補するに至った経緯や、架空の学校が抱える問題点など、設定を1から自分たちで考え、それを明確にしたうえで選挙に挑んでいた。「団体内での共通認識」を明確にし、団体で課題の解決を目指していく姿勢がみられた点において高く評価できると考える。公約内容については、生徒からの設備の要望・行事運営の改革、生徒会役員ならではの視点として、広報誌の活性化・外務活動還元の機会の設置などがあげられる。

公約発表後の投票で注目したいのは、投票者が参加者、つまり生徒会役員であるという点だ。投票者が生徒会役員であるため、発表者と投票者の間に「生徒会」を通しての共通認識が少なからずある状態での公約発表であった。しかし実際の公約発表の対象は生徒、つまり生徒会に関わりのない人がほとんどだ。その状況下でも当選することはできたのか、投票者に公約を理解してもらう事はできたのか、その点について深く考えて欲しい。そうすることで、生徒会に慣れすぎていて今まで見えてこなかった問題点が浮き彫りになってくるのではないだろうか。

今回の連盟を通して、主催校の名田百花さん(クラーク記念国際高等学校・高1)は、とにかく参加者同士のフレンドリーさに驚いたと感想を話してくれた。硬くなく、そして地域により根付いた団体であることがこの連盟の魅力ではないだろうか。

また、初参加という清風南海高校(大阪・高石)には未だに生徒会がなく、生徒会を設立したいという3人が参加してくれた。「そもそも生徒会とは何か」という点から学ぶことができ、存在意義やメリット・デメリットを初めて知ることが出来たと話していた。「生徒会を設立したい」という目標を持つ高校生の足掛かりとなった事は、大阪生徒会連盟自体にとっても大きな意味があると感じている。連盟によって参加者がスキルアップし、参加者によって連盟自体のクオリティーもアップする、この関係を重要視し、今後大阪生徒会連盟がより大阪に密着した団体になっていくことを期待している。

【文・写真】杉本 修嗣(高槻高等学校・第7回全国高校生徒会大会経理部長)

投稿者プロフィール

杉本 修嗣
2001年生まれ、高槻高校(大阪・高槻)に在学。校内では主に文化祭の活動に参加してきた一方で、全国高校生徒会大会(NSCC)や大阪生徒会連盟の運営にも携わる。