7月14日に横浜市白幡地区センター(神奈川・横浜神奈川区)で行われた、第39回神奈川県高校生徒会会議(以降KS)の様子と、今後の取り組みについて紹介していきます。今回は全体で約25名の参加ということもあり、前回よりも熱い討論を行うことが出来ました。これまでの会議は1日を使っての開催ですが、参加数の変化に関するデータを集計することを考え、今回は半日開催としました。

第39回会議の様子

第39回会議は2019年度初の会議だったということもあり、多くの方が取り組みやすい「理想の生徒会とは?」という議題で話し合いを行いました。言うまでもありませんが、理想像と一口に言っても人それぞれ考え方は違います。他者の考えをまとめ、グループで1つの考えを出すというのは容易なことではありません。だからこそ、他者の考えを聞き普段の生徒会の在り方を考え直すきっかけにもなるのではないでしょうか。その中で、多くの班の発表を聞いていて共通する部分がありました。それは”情報の共有”という部分です。生徒と生徒会がしっかりと繋がっていなければ互いにニーズを共有することは難しいです。また、一方的な情報のやり取りでも互いの願いは叶わぬままでしょう。そこで大切なのは、「情報のキャッチボール」であると私は考えています。お互いの会話が途切れずに、考えや意見を伝える。これはビジネスや普段の生活においても、相手との繋がりを確立させるための1つの方法ではないでしょうか。しかし、学校では生徒は1人でなく何千人もいます。このような環境で情報のキャッチボールを可能にしようと考えても、なかなか上手くいくとは思えないのが現実です。そこで話し合われていたのがロングホームルーム(以降LHR)の活用です。各クラスで意見をいくつか出し合い、それをまとめる場としてホームルームを活用することは、生徒1人1人が生徒会の会員であるということに対して、再確認する場になるのではないかとも考えています。実際に多くの学校で、生徒は生徒会の会員であることを知らずに生徒会費の支払い、役員選挙に参加をしているケースが非常に多いと我々も実感しているのが現状です。これらの点を改善するためにもLHRでの積極的な活動というのは、生徒の主体的な活動という点で今後重要視されるのではないかと考えています。これらを可能にするにはどうすれば良いのかと私自身よく聞かれるのですが、しっかりと答えたことはありません。それは、学校によって環境が違うからです。しかし、可能にさせるためのきっかけ作りについてはお答えできます。まずは皆さんで褒め合って相手に「いいね!」をしてあげて下さい。褒められて嫌な気持ちになる人は多分いないと思います。4年間の生徒会人生で何回壁にぶつかったか正直覚えていません。しかし、仲間との助け合いがあることで不可能を可能にすることが出来るのではないかと思います。

他人を尊重し合い、「繋がり」を深められる生徒会を築くことは、今後も何かを生み出すきっかけとなると私は信じています。

これからのKSを見据えて

KSは今年で設立10周年を迎えることができました。皆様に支えていただいた結果このような歴史を残すことができ、役員一同大変嬉しく思っております。この場をお借りして感謝申し上げます。

今後もKSでは、より活発な活動を行うためにいくつかの目標を立て、活動を行っていこうと考えております。目標の1つとして「誰もが参加ができる生徒会会議の実現」というのがあります。これは生徒会に所属している全ての学生が参加できるというものです。多くの生徒会団体でみられる光景ですが、圧倒的に公立学校の生徒よりも私立学校の生徒の方が参加割合が大きいです。これは昨年度私たちが最も重大な問題だと考えていた、マンネリ化問題になりうる理由の1つであると考えています。しかし今後はお互いの良い点を評価しあい、互いにモチベーションを高め合う活動が必要であると思っています。そのような環境を作り出すために私たちは、日々の生徒会会議でアンケートを行い、ネット上で結果を公開するということを始めました。これを行ってからか参加者が少しずつですが増えたような気がします。このアンケートで特に大切にしているのが、皆さんからのアンケートの結果のみをお伝えするのではなく、今後の改善点なども掲載しているという点です。今後の活動に、見ている人が興味や関心を持ってもらえるのと同時に、私たちにとっても責任感が必要とされます。しかし、アクションを起こす上で責任感はとても重要なものであり、私たちの「使命」を再確認する場面でもあります。

「考える会議」開催決定!

KSでは、9月1日に「考える会議」を開催する予定です。この会議は生徒会に所属している生徒以外の方の参加も可能です。問題意識を持って課題解決に移すことは今後重要とされる能力の1つであり、これらを養う場として生徒会会議を活用することは、生徒会団体の活動を活発化させることにも繋がるのではないでしょうか。参加フォームにて参加者を募集しております。ぜひ、ご参加ください!

今後もKSでは「学生の可能性を最大限に活かすことのできる」きっかけの場として、活動を行っていきたいと考えています。これからもKSの活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

【文・図】遠藤 貴也/関東学院六浦高校在学。校内で生徒会のICT活用模索。神奈川県高校生徒会会議代表を務める。