3月20日、オンラインにて「生徒シンポジウム 2022 Online」が開催された。2020年度と同様に新型コロナウイルスの影響を考慮し、今年度もオンラインでの開催となった。生徒シンポジウムは多摩生徒会協議会や当時の生徒会広報誌ネットワークを中心としたメンバーで2009年から毎年開催されている討論イベントで今回で16回目を迎えた。

今回のテーマは「Connect」。近年続いている新型コロナウイルスによる社会の分断や見通しのたたない未来。こんな時だからこそ様々な考えを持つ人との繋がりが重要だと考え、今回のテーマを設定した。

<小討論議題>

午前の小討論では5人程で各班に分かれ、参加者の興味のある議題について討論した。

木村菜南子さん(日本女子大学附属高等学校・投稿時高2)は私達の普段の行動を中心に「私達の未来このままで大丈夫?みんなで考えよう地球温暖化」について話し合った。

 

初めに参加者全員に議題に関する基本知識をPowerPointで共有した。討論ではまず、私達のどんな行いや考えが温暖化を進行させたかを考えた。最後の問いでは地球温暖化の進んだ未来について想像し、自分たちにできることを参加者全員で話し合った。まずなによりも現状を知るところからはじめるべきだという意見が多く、どのように社会に周知していくかについても話し合った。

<大討論議題>

午後は6人程で各班に分かれ、最後の問いでは全ての議題共通で「私達の未来を良い方向に進めるにはどうすれば良いか」について討論した。小城祐輔さん(早稲田大学高等学院・高2)は、何気なく受験勉強をする人が多い現状に疑問を持ち「大学に行く意義とは」という議題を話し合った。はじめに、義務教育と高校や大学との違いについて考え、大学に行くメリットとデメリットについて考えた上で、大学に行く意義について議論した。参加者からは、社会人になる練習や将来の選択肢を増やすためなどの意見が出た。最後の全ての議題で共通の問いでは自分自身や社会全体で取り組むべき課題などが発見できた。

今回のイベントを通して小城祐輔さんは「今までなんとなく学校内だけの狭い世界に辟易していたこともあり、今回初めて討論イベントで議長を務めた。実際に勇気を出して参加したことで自分の視野や価値観が変わった。」と語った。

今年度の代表を務めた、政次優吾さん(桐光学園高等学校・高2)は「代表として運営メンバーをはじめとする様々な出会いがあり、自分を変えるいい経験となった。」と語り、イベント終了後は「普段は他校の生徒と討論する機会はほぼないので、参加者の中高生にそんな機会を提供できるこの団体がこれからも発展していって欲しい。」と語った。

去年に引き続き、今年もGoogle Jamboardを使ってオンラインでの開催となった。来年度も有意義な議論の進行や話しやすい雰囲気をつくれるように、より一層、運営側の議論も活発化させていきたい。対面であれば参加するのが難しい地域の参加者とも討論ができたのは、大きな成果だった。今年の経験を生かした生徒シンポジウムのさらなる発展を期待したい。

【文・写真】生徒シンポジウム2022運営生徒より寄稿