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次世代へ“つなぐ”:東京都中学生徒会懇談会


6月17日、駒場東邦中学校(東京・世田谷)で平成29年度第3回東京都中学生徒会懇談会(中生懇)が行われた。中生懇は、首都圏に位置する中学校に属している生徒会が集まって自主的活動の推進を目指す団体だ。今回の会議には東京都内から8校が参加し、多岐にわたる議題で話し合った。

会議の中で特に重点を置いて話し合われたのが、各校との交流だ。部活や文化祭で、話し合いのレベルから行動のレベルにどのように持っていくのか、過去に成功した例を用いて議論を重ねた。生徒会主導で部活動などに交流を促すのか、要望があった場合に実現可能にする仕組みとするのかといった指摘もあり、交流の実現に向けて着実に進んでいるようだ。

その他、これからの中生懇をどのような方向性にしていくのかについても議論された。開催場所・時間の都合で都外からの参加が困難である現状を踏まえ、名称をこれまでの「首都圏中学生徒会連盟懇談会」から「東京都中学生徒会懇談会」に変更し、都内の中学生徒会メンバーが中心となって進めていくことを再確認した。

ある参加者は、「中生懇は難しすぎない議題で、他校との交流のきっかけの場にすることができる」と、中生懇に参加することのメリットを挙げた。また、今年度議長を務める野村遥さん(駒場東邦・中3)は「自分たちがいま中学生だからこそ出来ることをやりたい。昨年度から引き継いだものをしっかりと整理して、次世代に中生懇が続いていくように『つなぎ』の役割を果たしたい」と話した。

中学校生徒会の外務団体は高校に比べると、まだ少ないのが現状だ。その中でイニシアティブを持つ、中生懇に今後も注目していきたい。

投稿者プロフィール

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青木 憲伸
2017年から2019年まで一般社団法人生徒会活動支援協会運営委員。明治大学在学。生徒シンポジウム2017実行委員長や首都圏高等学校生徒会連盟副代表などを歴任。