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決断するときに知っておきたいセオリーとは:招待会議2018


7月16日、慶應義塾大学日吉キャンパス(神奈川・横浜港北区)にて「招待会議2018(主催:慶應義塾高等学校生徒会 招待会議実行委員会)」が開催された。今回の招待会議では“決断力-多様性を活かす私たちの新たな一歩―”をテーマに、首都圏内外から180名の高校生が参加し、18議題に分かれて議論した。

今回の招待会議実行委員長を務める大西陽さん(慶應義塾・高3)は主催者あいさつで「招待会議で行う討論は、議題に対する結論を出すことを目的としているわけではなく、話すということ、参加者同士の知らない文化を知ること、つまり最終的なゴールは参加者自身で決めていただくということです」と今回開催に向けた目的を伝えた。

基調講演には、同校卒業生でもあり、面白法人カヤック代表取締役の柳澤大輔(やなさわ・だいすけ)氏(写真)が登壇した。今回のテーマである「決断力」をキーワードに20年の間にカヤック社が取り組んできた成功・失敗事例などを踏まえながら、話題を展開した。

その中で、決断のセオリーは3点であることだと示し「決断したことが正しいかどうかはわからない、時間をかけない、持ち帰らないことを第一に考え『とにかく早く決断する』。人に勧められると成功する人、じっと見つめる人など決断の判断基準は人それぞれ、その中で「自分なりの決断のセオリーを身につける」ことが重要。かつ、焦っているときなどの心境がフラットでないときは決断に誤りが起きる場合も大きく「決断時の心のありかたを見極める」これらが決断に必要なセオリーである。」とまとめた。

その後、議題ごとの主題討論会といくつかの議題を集約して意見交換するセッションが設けられた。設けられた議題は多岐に渡る。

主題討論会で用意された議題

  1. 学校生活から何を学ぶか、学べるか~コミュニティとしての学校から考える~
  2. 他校との交流について
  3. 校則は何のためにあるのか?
  4. AIから学ぶ人間の「モチベーション」~やる気って本当に必要?~
  5. 大学生活 あなたは何する?
  6. 第一印象を聞いてみよう!
  7. 友達との向き合い方のスタンスを考える
  8. 苦手な人と付き合っていこう!
  9. 自分たちにとってどの教育が効率がよく自ら学ぶ気になるか?
  10. どちらかに丸をつけよ リーダーとは{武田信玄・羊飼い}である
  11. 悔いなき決断~生まれて良かったと思いながら死ぬために~
  12. 決断とはなにか~くだらないことをガチで議論しよう〜
  13. 笑うって
  14. 突然ですが、明日結婚します
  15. LGBTsを愛せますか?
  16. 自分の長所がなくなったらどう生きるか
  17. 利便性を追求したAI社会に生きるか、自然とともに人間らしく生きるか
  18. The order of priority 〜あなたの大切なものとは〜

主題討論会で「学校生活から何を学ぶか、学べるか~コミュニティとしての学校から考える~」の議題に参加した、唐澤海斗さん(啓明学園・高2/写真)は今回参加するきっかけをもらったのは顧問が持っていた招待会議のチラシだったといい、「これまでは地元の環境みらい会議などに出席してきた。ここまで大規模なイベントは、初めての参加で展開されていく話題とキーワードについていくのが大変だった」という。今回の議論では「社会力、コミュニケーション力、価値観の多様さを理解していくのが学校だという結論を自分の中では持っている」といい、満足そうな表情を見せた。今後に向けては、「自身が生徒会長でもあり、他校の皆さんと話をして、校則の問題点を洗い出して、それを変えてみたい、ということを思った」と今回の招待会議が次の行動への第一歩となりそうだ。

【文・写真】荒井 翔平/一般社団法人生徒会活動支援協会 理事長

投稿者プロフィール

荒井 翔平
1991年東京都生まれ。東京都市大学環境情報学部環境情報学科卒業。一般社団法人生徒会活動支援協会理事長、一般財団法人国際協力機構理事などを務める。2008年、生徒シンポジウムの企画発案者として副実行委員長を務める。そのメンバーで2009年に生徒会活動支援協会を立ち上げ、生徒会活動に関わる様々な支援に取り組む。2010年に幅広い分野で社会的活動を行う、一般社団法人日本学生会議所を設立。