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生徒会役員の積極的な活動のために:多摩生徒会協議会定例会


2月19日、世田谷学園高等学校(東京・世田谷)で2022年度第4回多摩生徒会協議会交流会が開催された。対面で開催し、計30人が参加した。今回の交流会では「生徒会役員の積極性」を大きなテーマとして、前半と後半でそれぞれ「積極的でない役員の原因」と「役員に積極的になってもらう解決策」についてグループごとに議論し話し合い、全体で共有した。

【各班の意見など】

  • 1班
    • やる気のない人がいると周りのやる気もそいでしまう
      →面談などを通してコミュニケーションをとる
    • 役員の人数が多すぎて仕事がない人が出てきてしまう
      →定例会のようなものを開いてお互いの仕事について共有する
  • 2班
    • 今現在あまり参加していない役員に参加してもらいたい→定例会の回数を増やし来られない人がいないようにする
      SNSなどを使い情報共有をこまめにする
  • 3班
    • やりたいことを持って生徒会役員になったけれど実現できずやる気がなくなる
    • 役員の中でやる気の差ができてしまう
      →うまく仕事を分担するように工夫する
  • 4班
    • やる気のない人にやる気を出してもらうことのメリットとデメリット→仕事に対する生徒会役員の姿勢がよくなるというメリット本当にやらなければいけない仕事ができなくなるというデメリット
    • 生徒会が何をやっているのか知らない人が多くやりたいと思う人がいない→生徒会が何をやっているのか知ってもらい、やる気のある人に参加してもらう

 

今回初めて参加した、の白石健吾さん(本郷・中2)、佐藤廉さん(獨協・高1)は「自分たちの中だけで話しているだけでなくこのように様々な人と交流会などで意見を交換することが、発言の積極性にも繋がるのではないかと思った」、「生徒会内の仕事の分担と、仕事の目標をもってそれに向かって進むことができる環境が大切なのではないかと思った」と語った。

最後にまた、閉会にあたって議長の岡田一徳さん(桐朋・高1)は、「生徒会の仕事において積極性をもつにはモチベーションをいかに保つかを考えることが重要だと思う。また、仕事の割り振りなどについては、後輩に引き継ぎをきちんとしていくことも重要なポイントになると思う。」とコメントした。

話し合いの中で、上記の意見の他にも様々な意見や、各校の具体的な取り組みなどが飛び交い、各班内容の濃い議論ができたように感じた。また、各校の生徒会の役員間のコミュニケーションに関する話題が多く上がったことから、生徒会の中での連携が生徒会役員の積極的な活動に繋がるのではないかと考えた。一見、活動に直接的に関わっていないように見える役員同士の日々のコミュニケーションも大切にしていくべきなのかもしれない。

次回の交流会は4月を予定している。

 


【文】鈴木菜水/多摩生徒会協議会第14期広報担当

【写真】鈴木莉恩/生徒会活動支援協会運営委員

投稿者プロフィール

鈴木 莉恩
鈴木 莉恩
2003年東京都生まれ。東京都私立昭和第一学園高等学校卒業、桜美林大学在学。多摩生徒会協議会、こども国会運営、全国オンライン学生祭実行委員などを務める。高校1年から生徒会長として様々な生徒会団体の企画に参加をしてきた。