主権者教育としての”新しい生徒会”シンポジウム開催のお知らせ
一般社団法人生徒会活動支援協会(以下、当協会)では、9月17日に東京大学本郷キャンパスにおいて、「主権者教育としての”新しい生徒会”シンポジウム」を開催いたします。
本シンポジウムでは、“新しい生徒会”を確立することやどのようなプログラムが主権者教育として有効なのかなどをテーマに置きディスカッションを行います。パネリストには、教育政策と教育学の第一線で活躍されている、鈴木寛氏(東京大学教授・慶應義塾大学教授・前文部科学大臣補佐官)、小玉重夫氏(東京大学大学院教育学研究科教授)を迎えます。
18歳選挙権の実現など若者の社会参加を取り巻く環境も変わってくる中で、特に学校現場などにおける主権者教育の中心的なプログラムとしての“新しい生徒会”を提示すべく、関連する各界の専門家を招いてのディスカッションを行います。
日本では戦後、民主主義の浸透をめざし各学校に生徒会がつくられましたが、現状は多くの学校において形骸化しているのが実態です。その背景には、生徒会活動そのものへの意識の低下に加え、生徒の意見が反映されにくい学校組織の体制、学校や教員の生徒会に対する理解の乏しさ、地域や自治体による若者に対するエンパワーメントの不足など多くの事情があるように思います。
一方で世界に目を向けると、社会のあらゆる場面で、子ども・若者を意思決定に組み込むことは「若者政策」として世界的にも大きな流れとなっており、とくに若者参画先進国では、生徒会をはじめありとあらゆる場面において成長に合わせた参画と教育の仕組みが用意されています。生徒会活動支援協会では、「18 歳選挙権」の導入を契機に、“新しい生徒会”を広めていくことで「子ども・若者参画社会」の実現を目指していきたいと考えています。
開催概要
- 日時:2016年9月17日(土)15:30~18:00 (開場:15:00)
- 会場:東京大学 本郷キャンパス 赤門総合研究棟 2階A200番教室
- 主催:一般社団法人 生徒会活動支援協会
- 内容:パネルディスカッション
登壇者
パネリスト
- 鈴木 寛氏 東京大学教授、慶應義塾大学教授、前文部科学大臣補佐
官、元文部科学副大臣 - 小玉 重夫氏 東京大学大学院教育学研究科教授、日本シティズンシッ
プ教育フォーラム代表 - 高橋 亮平 千葉市こども若者参画・生徒会活性化アドバイザー、中
央大学特任准教授、一般社団法人生徒会活動支援協会理事 長 - 西野 偉彦 神奈川県教育委員会「小・中学校における政治的教養を
育む教育」検討会議座長、慶應義塾大学SFC研究所上席 所員、一般社団法人生徒会活動支援協会理事長
進行
- 綿谷 エリナ 特定非営利活動法人Rights理事、ドイツ語・韓国語通訳、フリーアナウンサー
参加登録
参加をお申し込みされる方は「主権者教育としての”新しい生徒会”シンポジウム 参加登録フォーム」から登録をお願い致します。
投稿者プロフィール
- 1991年東京都生まれ。東京都市大学環境情報学部環境情報学科卒業。一般社団法人生徒会活動支援協会代表理事、一般財団法人国際交流機構理事、私立大学環境保全協議会運営委員などを務める。2009年に生徒会活動支援協会を立ち上げ、生徒会活動に関わる様々な支援に取り組む。2010年に幅広い分野で社会的活動を行う、一般社団法人日本学生会議所を設立。
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