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【運営インタビュー】約2年ぶりに再始動した「第5回近畿生徒会交流会」舞台裏のリアルな熱量と挑戦

【運営インタビュー】約2年ぶりに再始動した「第5回近畿生徒会交流会」舞台裏のリアルな熱量と挑戦


2024年、約2年ぶりに再始動を果たした「第5回 近畿生徒会交流会」。大阪、京都、兵庫、奈良の4府県から16校・41名の生徒会役員が集まり、「生徒会役員を孤立させない」という理念のもと、大盛況のうちに幕を閉じました。

大盛況となった本イベントの陰には、手探りで準備を進め、現場を全力で駆け抜けた現役高校生の運営メンバーたちの奮闘がありました。

「参加者」から「運営」へ立場を変えて見えた景色、当日の手応え、そして浮き彫りになった課題や「生徒会への愛」まで――。運営メンバーたちのリアルな声をお届けします。

<インタビュイー>

岩井駿人さん :会長・関西大学第一高等学校(3年)

堀居玲衣さん:副会長・同志社女子高等学校(2年)

三木碧彩さん:書記兼企画部・大阪暁光高等学校(3年)

延子祺さん :広報部長・西大和学園高等学校(2年)

福田紗希さん:企画部長・水都国際高等学校(1年)

余越翔さん:企画部・甲南高等学校(3年)

秋本藍子さん:広報部・同志社女子高等学校(2年)

貫名勇吾さん:広報部・利晶学園高等学校(2年)

<インタビュワー>

佐孝 祐佳:一般社団法人生徒会活動支援協会 運営委員 

元広報部長・関西大学2年・元関西大学第一高等学校生徒会

インタビュワーの高校時代の取り組みについて関心のある方はこちらの記事もご覧ください。

『全国生徒会大会を「大阪」で』が叶うまでの軌跡

[私の生徒会履歴書 #010 佐孝祐佳]『全国生徒会大会を「大阪」で』が叶うまでの軌跡

 

今回の「第5回 近畿生徒会交流会」の報告記事はこちら!

約2年ぶりに再始動!近畿の生徒会をつなぐ「近畿生徒会交流会」第5回開催

「参加する側」から「創る側」へ――手に満ちた大きな達成感

――まずは、今回の交流会をやり遂げての率直な感想を教えてください!

岩井: とにかく楽しかったです! そして「達成感」がすごいです。これまでは参加者としてイベントに顔を出すことばかりでしたが、今回は主催側として交流会をここまで大きく形にできたのが本当に初めてだったので、めちゃくちゃやりがいがありました。

貫名: 正直なところ、参加者の視点と運営者の視点って全く違うんですよね。運営の目線で現場を見るのがすごく新鮮で……参加者として楽しむのとはまた違う「創り上げた達成感」を味わうことができました。

なぜ運営に? 挑戦を決意したそれぞれの理由

――今回、なぜ「運営」として手を挙げようと思ったのでしょうか?

秋本: 私は友人から誘われたのがきっかけです。「学生の間に何かすごいことをやってみたい」「普通の子がやらない挑戦をしたい!」という思いがありました。

三木: 私はもともと「近畿の生徒会が集まる場」を探していたんです。でも、かつてあった近畿生徒会交流会は活動が一度止まっていて……。「自分たちの手で開けないかな」と思っていたタイミングでちょうど運営募集が始まったので、迷わず応募しました。

福田: 学校の先輩が過去に参加していたのを知っていて、噂には聞いていたんです。そこに「運営を募集してるらしいよ」と声をかけてもらって、「それならやってみよう!」と飛び込みました。

「楽しかった」だけでは終わらせない――参加者へ提供する「価値」へのこだわり

――当日のプログラム(アイスブレイク、模擬生徒会、テーマ別トークなど)は大盛況でしたが、運営として感じた手応えはどうでしたか?

延: 「参加者にどれだけの価値(バリュー)を提供できるか」をずっと考えていました。せっかく1日時間を割いて来てくれたわけですから。ただ集まってワイワイ楽しむだけなら誰でもできます。今回は生徒会ならではの「模擬生徒会」などを盛り込めたのは良かったですが、全体として参加者全員が本当に深い利益を持ち帰れたかというと、まだまだ追求できる余地があると感じました。

掘居: もちろん「楽しかった!」と言ってもらえるのが一番です。楽しくないと良い思い出にならないし、せっかく吸収した知識も残りにくいので。でも次回は、その楽しさを超えた上で「学校に持ち帰って生徒会活動を劇的に変えられる何か」を確実に持って帰ってもらえる設計にしたいですね。

浮き彫りになった課題と、次回への改善点

――実際に運営してみたからこそ見えた「課題」や「反省点」はありましたか?

岩井: 一番は「運営人数の少なさ」ですね。全員が交流会運営の初心者だったこともあり、仕事の振り分けや臨機応変な対応で戸惑ってしまう場面がありました。

福田: タイムテーブル通りに進まなくて「10分延ばします!」とバタバタしてしまったのも反省点です(笑)。次はどこの学校・会場でやるとしても、しっかり段取りを組んでスムーズに回せる運営組織を作りたいです。

延: グループワークの面でも課題が見えました。前半のアイスブレイクでせっかく仲良くなれた班があったので、その班での活動時間をもっと確保して絆を深めたり、男女比のバランスに気を配ったり、もっと全員の発言をバランスよく拾えるような進行の工夫が必要だなと感じました。

未来へつなぐ――後輩たちへの引き継ぎと「生徒会への愛」

――最後に、今後の「近畿生徒会交流会」に向けた思いをお聞かせください。

延:今日来てくれた中3や高1の子たちが『来年は自分も運営をやってみたい!』と言ってくれたのが本当に嬉しかった。後輩たちが頑張っている姿を見るのが本当に『尊い』ですし、心から応援したくなります。次の世代へしっかり引き継げるよう、サポートしたいです。

掘居:先輩たちが復活させてくれたこの「近畿生徒会交流会」を、絶対に無くしたくありません! まだまだ先輩方に頼ってしまう部分も多かったですが、来年はもっと自立して、近畿の生徒会を引っ張っていける存在になりたいです。

岩井: 高3という時期で『やりたいけれど一歩踏み出せない』自分もいましたが、諦めずに復活させて本当に良かったです。なぜなら、僕は生徒会が死ぬほど好きだから。 自分の学校の中だけで抱え込みがちな生徒会役員たちが、ここに来て「こんなにも仲間がいるんだ!」と笑顔になってくれる。この素晴らしい居場所を近畿で絶やさぬよう、今後は権限を後輩たちにしっかりと引き継ぎ、誰もが主体的に関われる持続可能な組織を作っていきます!


かつて近畿生徒会交流会の立ち上げに関わり、今回の復活劇を見守ってきた立場からすると、「近畿生徒会交流会」は、過去に50人以上が集まる規模まで拡大したものの、派生プロジェクトの立ち上げに伴う団体の分裂や、中心メンバーの多忙などが重なり、約2年間活動がストップしていました。今回、現役のメンバーが2年越しに立ち上がって再始動してくれたことには、感謝しかありません。

すでに運営チームとしての良い『色』が出ているなと感じました。これからは『自分たちが勧誘しなくても、参加者が勝手に友達を連れてきたくなるようなファン作り』を目指してほしいです。最後の“お見送り”一つをとっても、次へのリピート率は変わってきます。みんなの素晴らしい団結力を大切に、これからも突き進んでいってもらいたいです。

一度は途絶えかけた歴史のバトンを受け取り、情熱を持って「交流の場」を蘇らせた高校生たち。

自らの失敗や課題から目を背けず、どこまでも「参加者のため」「近畿の生徒会のため」に真摯に向き合う姿からは、単なる「イベント運営」を超えた強い「生徒会愛」が伝わってきました。

「生徒会役員を孤立させない」――その理念を胸に、進化を続ける近畿生徒会交流会の今後に、ぜひご注目ください!

「生徒会Wiki」の「近畿生徒会交流会」の情報もご覧ください。
https://wiki.seitokai.jp/bin/Orgs/O26092547/


【文】佐孝祐佳(一般社団法人生徒会活動支援協会 運営委員)