公約を達成するためには:多摩生徒会協議会定例会
5月28日(日)に、明治大学付属明治高等学校(東京・調布)で多摩生徒会協議会交流会が開催された。対面での開催で合計33人が参加した。今回の交流会では「公約を達成させるには」を大きなテーマとして3部制でそれぞれ公約を達成させるための具体的な案を出し合った。1グループ5人の対面6グループに分かれて話し合い、まとめた。各班で議論し話し合い、交流の最後に全体で共有した。
各班の意見や結論
- 1班
- 公約を進める上で大切なのは行動力と計画。
- 優先順位を考えて早めに行動できるとよい。
- 現状把握や情報共有を欠かさない。
- 情報収集→問題点の明確化→解決策の提案(公約)→課題ができ次第対処→引継ぎ
- 2班
- 反論を想定した説得力のある企画書を作ることが大切。
- 生徒会は1期だけでは終わらないため、引継ぎが重要。
- 企画書を提出する際、段階を踏まえないといけないため時間がかかる。
- 3班
- 達成できにくい公約にはお金がかかりやすい。
- 内務的なモノや先生の評判が良いものは達成しやすい
- 4班
- お堅い先生が多く、理由もなしに却下されたり、学校側が生徒に関連する話でさえ勝手に決めてしまうため、生徒にも保護者にも話が伝わっていないことがある。
- 公約を達成させるためには多くの人に知ってもらう必要があるためSNSの活用などをするべき。
- 口頭で意見交流した後に資料政策を行うことで学校側に認められる資料になるのではないか。
- 5班
- 校則の中でやれることを具体的に根拠を挙げて公約を作る。
- 他の生徒や委員会に教育を求める。
- 先生と交渉→プラン作り→話し合い
- できもしない公約より学校生活をより楽しくするものにできる公約をあげるべき。
- 6班
- 積極的にコミュニケーションを取り、モチベーション維持に努めるべき。
- 無理な公約は立てるべきではないが、当選にはインパクトも重要。
- 公約は後付けでもいいのではないか
今回初めて交流会に参加した内海香奈子さん、平田零薗さんは「課題が出たらその都度解決して、先生や多くの生徒を巻き込むことが大切」だと語った。そして「次の世代への引継ぎを行うことが大切」だとも語った。
「公約達成は生徒会役員が目指している最終目標だと思う。今回の交流会では、最終目標に向かって生徒会活動をどのように行うかをいろいろな角度から話し合えたように思われる。公約を達成させるには小さな目標を立て、地道に取り組むことが重要になるだろう。今回の交流会が各校の生徒会活動に生かさせることを願う。」と議長は語った。
次回、多摩生徒会協議会定例会は7月の後半を予定しているとのこと。
【文】藤本百華/多摩生徒会協議会議長
【写真】鈴木莉恩/生徒会活動支援協会運営委員会
投稿者プロフィール
- 2003年東京都生まれ。東京都私立昭和第一学園高等学校卒業、桜美林大学在学。多摩生徒会協議会、こども国会運営、全国オンライン学生祭実行委員などを務める。高校1年から生徒会長として様々な生徒会団体の企画に参加をしてきた。
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